高木酒造
酒好きの竜神様が宿る蔵
日本一小さな町、高知県赤岡。小仕込みにして手作りの『豊能梅』は、この蔵で生まれます。
平成6年の、本当の話。蔵人たちが、100年以上風雨に耐えてきた蔵を改築しようとした年のことでした。海から大きな竜巻が現れ、町中が大騒ぎになったのです。蔵も他人ごとではありません。いったいどうなるやら…と見守るばかりの彼らを尻目に、竜巻は新蔵の真上ですうっと消えてしまいました。そして、驚くことにその年のお酒はまさに傑作。飛び切り上出来の大吟醸酒です。この蔵には、今もきっと酒好きの竜神様が住み着いているのでしょう。